避難所での心構え
避難所での対応は自治体によって変わってくると思いますが、
基本的には人とペットは別の場所で過ごすと思っておいた方が良いでしょう。
『ペット同行避難』とは、ペットを同行して避難場所まで避難することであり
避難場所において『ペットと同居』できるものではないのです。
避難場所にはペット専用のスペースが設けられ、そこでペットたちは過ごすことになります。
犬、猫など同じ空間で、クレートの中で過ごすことになります。
中・大型犬は場合によっては外で係留することになるでしょう。
普段とは違う場所で、家族とも離れ他のペット達と過ごすことになりますので
ペットたちの相当なストレスが考えられます。
ここでは、少しでもストレスが軽減できるように、普段からの対策をお伝えします。
クレートに慣れる
普段からクレートは安全なスペースだとの認識があれば、
いざと言う時にクレートに入るという事に対するストレスが少なくて済みます。
日常的にクレートに入れるよう練習しておくことをお薦めします。
人に慣れる
ボランティアの方々が交代でお世話してくれることになると思いますので、
知らない人でも大丈夫なように、お散歩中などに色々な人と触れ合って家族以外でも平気なようにしておくと、
知らない人に対するストレスが軽減されるでしょう。
犬の健康管理はしっかりと
集団で生活するにあたり、一番怖いのは色々な感染症です。
狂犬病のワクチンはもちろんですが、それ以外のワクチン接種も重要です。
ノミ・ダニなどの予防も含め、大切な愛犬を色々な感染から守ってあげられるように、
常日頃からしっかりと愛犬の健康管理を行いましょう。
迷子に備えよう
大切な愛犬が、もし迷子になってしまったら。。。
対策としては、常日頃から鑑札・迷子札の装着をしておくようにしましょう。
あとはマイクロチップを装着しておくと確実なのでお薦めです。
愛犬の手帳を作り、愛犬の写真や愛犬と家族が一緒に写っている写真を持っておくと
引き取りもスムーズに進むと思います。
避難所には犬が苦手な人やアレルギーの人もいます。
うちの子は大人しいから一緒でも大丈夫とルールを乱すことのないようにしましょう。
きちんと避難所でのルールを守り、少しでも愛犬のストレスが軽減されるように、
"いざと言う時にはどうするのが良いのか"をご家族で相談し、常日頃から対策を取るようにしましょう。